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代々受け継がれてきた馬への想い

当クラブは競走馬生産牧場の経営に携わった先代、先々代の意思を継ぎ、「いかなる馬にも秘められた能力が備わっており、それを開花させることがトレーナーの仕事」を社訓とし、日々変化する馬の感情や体調の把握に重きを置いた、適切な飼育・訓練を心がけています。

乗馬倶楽部イグレット 沿革

1960年代、北海道静内町(現新ひだか町)で馬の血統研究などに携わっていた先々代沼田正弘(※画像左)はフジタ工業(現フジタ)創業者の藤田正明氏より依頼を受け「トウショウ牧場」の初代場長として開牧から馬の輸入に至るまで多くの仕事に携わっていました。1965年12月には渡米し、後にトウショウピットやトウショウボーイを出産することになる繁殖牝馬ソシアルバターフライを購入。その後もトウショウ牧場の運営する休養牧場(栃木県那須町)などで馬の育成、調教に携わり、1982年には千葉県佐原市(現香取市)に競走馬育成牧場「沼田ステーブル」を開場。これを前身として1993年、乗馬クラブ「イグレット」が開場されました。

私どもは常に多くの知識や技術を吸収するため、先代沼田和馬はドイツ連邦共和国ワーレンドルフ州国立乗馬学校へ留学、現主任沼田拓馬はアメリカ合衆国の世界的に有名な調教師(『馬と話す男』の著者)モンティ・ロバーツ氏に師事。国内外問わず学び、実践してきた最新のノウハウは、当クラブにおける馬の育成から調教、レッスンに至るまで惜しみなく活かされています。また、虐待された馬や廃棄された馬、引退後の競走馬の境遇などに胸を痛めた現代表沼田恭子は2011年にNPO法人「引退馬協会」を設立、日々引退馬の支援に努めています。当クラブでは乗馬技術はもちろんのこと、代々受け継がれてきた「馬への想い」を多くの人々に紡いでいくことが使命だと考えています。

馬との関わり方

乗馬は人と馬の関係性で成り立つスポーツです。乗馬を楽しむ為には人と同じく、馬が充実した日常生活を送り、適切なトレーニングが行われていることがとても重要です。また、人と馬との信頼関係が結べていない状態での無理な乗馬は、場合によっては、馬に大きなストレスを与えることとなり、(故意ではなくとも)虐待のようになることもあります。さらに、馬が恐怖や警戒心、敵愾心などのネガティブ感情を抱いてしまうと、安全面においても大変危険です。馬との意思疎通が困難となり、さらに不信感が高まると、乗馬を続けること自体が困難になってしまうことも考えられます。そのような事態にならないためにも、まずは人が馬の感情や体調などを思いやり、嫌がることや、無理なことはさせないという、約束事を確立することが先決です。誠実に馬と接していれば必ず信頼関係は芽生え、パートナーとして協力しあうことができます。イグレットでは人と馬の良好な関係を保ち続け、乗馬を長く楽しんで頂くため、馬の個性を重視した調教や管理を行い、両者を繋ぐ適切なコミュニケーションをお伝えしています。

馬本来の習性を大切に

イグレットでは馬のお預かり(預託)もしています。大切な馬のストレスを減らし、心身が健康的でトレーニングや人とのコミュニケーションが円滑になるよう、きめ細やかな気配りを心がけています。そこで重要なのが「馬本来の習性に近い生活であること」。馬は1日に30km~40km、ゆっくりと移動しながら少しずつ草を食べることから、1日4回、本来の習性に近いタイミングで牧草を与えています。また、運動後にはフスマ入りミネラルドリンクを与えることで適度な水分補給を促進するなど、人ならではのお手伝いも怠りません。馬は毎日馬房から出して適度な運動をしなければ、ストレスのみならず、疝痛や死亡原因にも繋がりますので、1日2回、調教やレッスンが無い日や馬休日も含め、ウォーキングマシンや放牧、調馬策運動など、個々の状態に合わせた運動を行っています。あわせて、定期的にインストラクターが馬の悪い癖を修正し、正しい動きを身に着けてもらうため、1馬に対して週に2日ごとに1日の休みを挟んだ騎乗トレーニングを行い、ベストなコンディションを保つことができるよう、心がけています。

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